AGAの前兆

AGAのお悩み・後頭部だけ毛が残るのはなぜ?

AGA(男性型脱毛症)でお悩みの人は「なぜみんな後頭部だけは髪が残るのだろう」という疑問を持つかもしれません。このお悩みの答えは、後頭部にはAGAの原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)のレセプター(受容体)が存在しないからです。
DHTはテストステロンがII型5α-リダクターゼという酵素によって還元されるとできますが、DHTだけあっても、レセプターがなければ生理学的反応、つまり脱毛は起こりません。
DHTが脱毛を引き起こすには、DHT、DHTレセプター、標的遺伝子、の3つが必要です。
後頭部には、DHTのレセプターがありません。なので、DHTがあっても脱毛が起こりにくいのです。
「側頭部も髪が残りやすい」というお悩みも聞きますが、これも後頭部の答えと同様に、DHTのレセプターがないので影響を受けにくくなっています。
AGAが起こるのは、DHTのレセプターがある頭頂部、前頭部、生え際、などの頭のてっぺんのあたりです。AGAでこの部分が先に薄くなってしまうのは、DHTのレセプターがこの周辺には存在しているからです。
この仕組みを利用した薄毛治療が、自毛植毛です。
自毛植毛は、DHTの影響を受けにくい側頭部や後頭部の毛を毛包ごと切り取って、DHTの影響によって脱毛が進んでいる部位に移植します。
移植の法則としてドナードミナントの法則というのがあります。移植された組織は、元の組織の性質を引き継ぐという法則です。
つまり、DHTの影響を受けて脱毛している部位に移植しても、後頭部や側頭部から採ったドナーはDHTの影響を受けにくい組織なので、移植後は脱毛が起こりにくくなるのです。
このおかげで、自毛植毛後の髪は一生自分の髪の毛として使えます。